季節の変わり目と自律神経の関係性
5月に入り、体調を崩した経験はありませんか?
これは、気温や湿度、気圧の変化に体が対応するために起こる反応です。
この反応に重要な働きをするのが自律神経 です。
自律神経 は、交感神経と副交感神経のバランスを取りながら、体温調整や血流、消化機能を管理する役割を持っています。
しかし、急激な気候変動が起こると、このバランスが乱れ、頭痛やめまい、倦怠感、そして 腰痛などの症状が引き起こされることがあります。
◾️自律神経とは?
自律神経とは、意識しなくても働く神経系の一部であり、主に 交感神経(活動時に優位になる)と 副交感神経(リラックス時に優位になる)に分かれます。
これらがバランスよく機能することで、私たちの体は健康を維持することができます。
しかし、季節の変わり目には、寒暖差や気圧の変化が頻繁に起こり、体が環境に適応しようとするため、自律神経 に過剰な負担がかかります。
その結果、体の機能がスムーズに働かなくなり、疲労感や体調不良が生じるのです。
◾️季節の変わり目に起こる自律神経の乱れと体調不良
1、気温の変化と自律神経
季節の変わり目には、朝晩と日中の温度差が大きくなることが多く、体温調整を担う 自律神経 の負担が増します。
例えば、春や秋には日中は暖かくても朝晩は冷え込むことがあり、この寒暖差が体のストレスとなります。
この影響で、交感神経が過剰に働き、血管が収縮して血流が悪くなります。
その結果、筋肉が硬くなりやすく、
腰痛 をはじめとする筋肉のこわばりが生じることが多くなります。
また、手足の冷えや全身のだるさなどの症状も見られるようになります。
2、 気圧の変化と自律神経
低気圧が近づくと、交感神経と副交感神経の働きが乱れ、眠気や倦怠感が強くなることがあります。
また、低気圧によって内耳の圧力が変化し、
めまいや頭痛、肩こりや 腰痛 などの筋肉の緊張による症状
を引き起こすこともあります。
特に、天気の変化が激しい時期には、このような不調が現れやすくなります。
3、湿度の変化と自律神経
湿度が急に変化すると、汗のかき方が変わり、体温調節が難しくなります。
湿度が高いと汗が蒸発しにくく、体が熱を逃がしにくくなるため、疲れやすくなります。
一方で、乾燥すると体内の水分が奪われ、血流が悪化し、筋肉の緊張が増すことで 腰痛 の原因にもなります。
4. 自律神経を整えるための対策
◾️規則正しい生活を心がける
自律神経 の乱れを防ぐためには、規則正しい生活を送ることが重要です。
特にストレスは 自律神経 のバランスを崩す大きな要因の一つです。
ストレスには自分ではコントロールできないことも含まれますのでコントロールできるところから取り組んでみましょう。
1、温かいお風呂に入る
41〜42℃のお湯に浸かることで、脳がリラックスし、副交感神経が優位になり、筋肉の緊張が和らぎます。
また、41~42℃のお湯が熱いと感じる方は体温が低かったり、温度の感覚が鈍くなっている可能性があり、
季節の変わり目に体調を崩しやすい体質になっている可能性があります。
最近、シャワーで済ます方が増えてきています。
1日の最後は湯船にしっかり浸かりましょう!
2、日光に当たる
紫外線はホルモンのバランスを整える作用があります。
特に朝日を見ることにより、ハッピーホルモンと言われる「セロトニン」の量が増えてきます。
このセロトニンは夕方になると睡眠に関係する「メラトニン」というホルモンに変わります。
この2つのホルモンは睡眠の質を整えるために重要なホルモンとなります。
◾️まとめ
季節の変わり目は、自律神経 に大きな負担をかけ、体調不良を引き起こしやすくなります。
特に、気温や気圧、湿度の変化によって血流が悪化すると、筋肉の緊張が強まり 腰痛 の原因となることもあります。
そのため、自律神経 を整える生活習慣を意識しストレス管理を実践することが重要です。
これらの対策を取り入れることで、季節の変わり目の影響を最小限に抑え、健康的に過ごすことができるでしょう。
また対策を取っても改善しない不調を感じる際にはぜひ一度まなぶ鍼灸整骨院にお越しください!
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